ワサビについて

ワサビ栽培、発祥の地「静岡」

今から約400年前、静岡市の有東木沢の源流に自生していた山葵(ワサビ)を集落内の井戸頭という湧水地に植えたところ、適地で繁殖したのが栽培の始まりとされています。
1607年、駿府城に入場した大御所「徳川家康」に献上したところ、その珍味を賞賛され天下の逸品として村から門外不出の御法度品としました。

それは徳川家の家紋が「葵」の紋であったことからも、珍重されていたことが伺えます。

それから137年後、有東木にシイタケ栽培を伝えた天城の住人、板垣勘四郎氏によって伊豆に山葵苗が渡り、さらには全国各地へ山葵栽培が広まっていったのです。

静岡市有東木沢では、今日も当時と変わらず水温12度前後の肥料成分を含んだ豊富な湧水が流れ、四季を通じての山葵栽培を支えています。